みなさん、こんにちは。奈良県立医科大学総合診療科の吉本清巳です。

総合診療科では、附属病院において総合的な内科診療、リウマチ・膠原病診療、ER診療、在宅医療支援を担い、幅広い臨床医療を展開しています。患者さんのこころに寄り添い、病に苦しむ方に安心感を持っていただけるよう、丁寧な問診と身体診察を心がけ、常に納得のいく医療を目指しています。特定の臓器や疾患に限らず、多岐にわたる症例の外来・入院診療を経験できることが特徴です。

内科研修の一環として、当科では特に外来診療教育に力を入れています。予診担当ではなく、初診から専攻医が責任をもって診療を行い、その過程を上級医師が評価・指導します。問診から診察、治療まで、大学病院ならではの高度な臨床推論や治療を学ぶことができます。

さらに、一般的な内科領域の超音波検査に加え、リウマチ・膠原病診療に必須の関節エコーを習得できるのも特徴です。毎日夕方には、専攻医が担当した全症例を振り返る時間を設けており、身体所見や臨床推論を深く学ぶ絶好の機会となっています。

総合診療科研修は、理想的な内科医師を目指すうえで確かな一歩となるはずです。皆さんの研修を心よりお待ちしています。

奈良医大後期研修医の辻野文甫と申します。総合診療科を専攻しています。

総合診療科での研修としては、外来業務、病棟業務、ER対応等が主な業務となります。外来患者の重症度は様々ですが、症例自体がrare caseな症例、訴え・症状が多い症例、特徴的な症状が乏しい難解症例など様々で、時間をかけて問診を行い、丁寧に身体診察を行い上級医の先生にフィードバックをいただきます。入院患者は血管炎等の入院加療が必要な膠原病の症例や、多数のプロブレムを抱えたCommon diseaseの症例も多く診ています。

総合診療科では、一つ一つの症例を深く掘り下げ丁寧に診療を行っています。臨床推論や身体診察の方法を学び続けることで、内科研修の一環として必ず将来自分の力になると思っています。是非一緒に研修していただける方をお待ちしています！